ページ: << 1 ... 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 ... 267 >>
今夜はカエルの遠吠え?大合唱でにぎやかな夜だ!
ご当地で三日前から田植えが一斉に始まった。
植え付けの終わった田んぼには、
数日間は人も入らず早苗の活着を待つ。
ここぞとばかりに、
オスのアマガエルがDNA売り込みの大合唱。
カエルは繁殖期の夜にだけに オスが鳴く。
オスがメスに自分の居場所を知らせるために鳴く。
「広告音koukokuon」というそうだ。
(「雨蛙」の名のとおり、雨が降りそうになると鳴くのは「雨鳴きraincall」というらしい)
夜行性ではないと思うが、
繁殖期はサギ鳥、ヘビなど天敵の活動が鈍い時間帯に、
オスメスの出合いと産卵を進めたいのだろう。
いったん抱接すると水面を漂いながら産卵をつづけ、
寒天質で数個づつ つながった受精卵が早苗の茎にからみつく。
数日後には可愛いオタマジャクシの大発生。
この生命力の強さ。
それにしても、田んぼ一円に にぎやかなこと!!
暗くなったらすぐ鳴きはじめるものでもない。
うるさいなあ、と気づくのは夜10時ごろから、
東の空が白じむころまで。
【写真】貯水量日本一の人工灌漑ため池:入鹿池。満水。
信州・長野の国は 千曲川、天竜川の流域に河川敷沿いに多い。
ハチミツの生産高。長野は上位にあるが、密源の多くはニセアカシアの花。
6月。 アカシアの花が咲く・・というと西田佐知子さんの歌。
「アカシアの雨がやむとき」は60年安保改訂世代、所得倍増計画・高度経済成長期の愛唱歌。
石原裕次郎のヒット曲「赤いハンカチ」北原白秋の「この道」にも。
札幌市、中国・大連市のアカシアの白い花は、街路樹木の象徴。
生育は早く、痩せ地でもよく育つ。北海道では薪炭材として拡がった。
硬く粘りがあるので加工はしにくいが、耐久性があるので線路枕木、木炭、船材、スキー板にも使われた。 材を輪切りにした姿は、エンジュに似る。
中央高速道・伊那路の山間の川筋、道端に白い房の花が盛り。
里では 藤花から杜若、花ショウブの紫が映る時。
”アカシア”(じつはニセアカシア)の花が密を溜めて咲き競う。
この時期、アカシアハチミツの密源の優等生として重宝される。
白い房状で、まこと白フジの如し。
北米原産のマメ科ハリエンジュ属、落葉高木。
その新芽を おひたしやゴマ和えで食べるとも聞いたが、
食する機会は いまだ無い。花のほかは毒があるともいうが。
(後方の中央:白山平山・海抜145㍍。東之宮古墳)
東之宮古墳。
白山平山海抜136㍍の頂上部。前方後方墳で最上部は海抜145㍍となる。
史跡 東之宮古墳。 東之宮神社が祀られ丸山地区のみなさんで護られている。
濃尾平野木曽川犬山扇状地の要にあって、古墳時代、飛鳥白鳳時代、奈良時代からたびたび古文書記述にも登場する王(豪族)が立つにふさわしい位置に在る。
(東之宮神社:白山平山。東之宮古墳。)
いまから1500年くらい前、邇波県の主の邇波氏を祀った古墳ともいわれる。副葬品の三角縁神獣鏡など多数が国の重要文化財。
全市博物館構想をすすめる割りには、整備がすすまず。 おかげで静かなおごそかな環境、雰囲気が素晴らしい。このままそっとしずかにしておきたい・・。
(東之宮古墳 前方後方墳)
お使いに出て ちょっと寄り道。
東之宮神社と東之宮古墳へ。
何回目かの この古墳の発掘調査が長らく進められていて、
その間 一般人は、入山禁止、立ち入り禁止。
発掘調査が一旦一段落したから入山できるらしいと聞いた。
この地に半世紀以上も住むが、きょう初めて訪れた。
旧く飛鳥時代に大きな勢力を構えていた人が祀られている。
何十年も公開されていなかったこともあり、参道はまるで登山道。
もともと濃尾平野を一望でき、木曽川を山頂からにらむ山。
白山と呼んでいるが、その頂全体を基盤にして、青塚古墳並みの大きな古墳が築かれている。
そこからの眺めはまさに王の墓にふさわしいたたずまいである。
(そこからの眺めはまさに王の墓にふさわしいたたずまいである)
<< 1 ... 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 ... 267 >>