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(どうしても 腑に落ちないので もういちど 書き留める・・)
2010年サッカーW杯 南アフリカ大会(2010 World cup)
ベスト8の激突(決勝トーナメント第2回戦)(準々決勝4試合)が はじまった。
ここで、
ワールドカップのゲーム水準は、一気に最高峰の水準に到る。
強靭な体力。 俊足ドリブル。 巧妙な足技、個人技。
トップスピードでの、頭脳的な 高速パス回し。
トップスピードのまま、高い技術で的確なシュート。
世界トップレベルの技術、戦術でゲームはすすむ。
出場32チームの中では 残念ながら見劣りのした日本チーム。
決勝リーグ第1回戦で敗退した日本チーム。
そそくさと帰国してしまった選手たち。
多分、こう言うだろう・・・:
自分たちの試合振りを、決勝トーナメントを
テレビ中継で観て学ぶ、VTRで勉強する。
だから、帰国しました・・。
あなたの目は、耳は、頭は、カメラマンの目ではあるまいに!
あなたはフィールドに居るとき、ピッチ全体、プレーヤー全体の動きを見ていたのではないのか!
世界水準は現場で確かめろ!!と言いたい。
選手たちは、まだまだ いまの世界水準の好カードを 見ていない。
「世界の走りスピード」と日本の走りスピード。
「世界のパススピード」と日本のゆるい(心配りの?)パススピード。
「世界の当たりの強靭さ」と日本の当たり。
「世界のキックの正確さ、強さ」と日本の正確さ、強さ。
ロシアリーグの本田圭介選手の「不足するものが多く やることがある」。ドイツブンデスリーグの長谷部誠ゲームキャプテンの「攻める勇気が足りなかった。守備も守りもまだまだ足りない」「Jリーグをよろしくお願いします」。
外国組みの若手の中に、志の高さを感じるのが せめてもの救いだ。
2010年サッカーW杯 南アフリカ大会(2010 World cup)
サムライジャパン日本選手団は、決勝トーナメント第1回戦で惜敗し、ベスト8入りを果たせなくて、帰国した。
帰国後、揃っての記者会見。
「日本人として、日本人の誇りを持って、日本人の魂で戦った」
チームワーク、団結力、結束力、・・和気あいあい、
「監督は厳しいが、温かい人だった」が「美しく」報じられる。
ここで 納得のいかないものが生じる。
大会前に、32チーム中低いレベルの日本代表と言われた。
敗退後、「世界のレベルは まだまだ高い」「なにが不足かは掴めてきた」「まだやることはいっぱいある」とショックを受けた選手たち。
なぜ 日本代表選手たちは、すごすごと現場を離れるのか。
いま世界最高水準の強豪チームが 勝ち残ってこれから激突する。
世界最高峰水準のサッカーゲームが、4年に一度、目の前で手本を見せてくれる、というのに、背を向けて、学びの場を去ってしまうのか。
国内集合練習とか、スイス遠征10日間合宿練習もわかるが、
4年後の世界水準到達すべきレベルを、学ばせないのか。
「こころざし」「本気度」「意志」が日本にあるか、ないか、だ。
岡田ジャパンと称される2010W杯日本代表チームの、強化カリキュラムは、300日間近くの長期プログラムで組まれていた。
2010年W杯は 7月11日が決勝戦(日本時間12日)。
最高峰のトーナメント戦のすべてを、代表選手たちには目の当たりに観せてやるのが強化の現場教育であるはず。
ベスト8、ベスト4の、「体・技・心」「戦略・戦術」「頭脳戦・支援戦」を、しっかりと 現地・現場・現実を、本人たちに体験させることが、あすの日本サッカーのレベルUP革命につながるはずだ。
遠征費用の損得ソロバンのレベルの問題と言うよりも、
世界最高峰水準を目指しす「志」が本物であるか、
単なるきれいごとのお題目でしかないのか、だ。
2010年サッカーW杯 南アフリカ大会(2010 World cup)
サムライジャパン日本選手団は、決勝トーナメント第1回戦で惜敗し、ベスト8入りを果たせなくて、帰国した。
だが、日本の2010W杯は、
西村審判チームが FIFA審判団で 活躍がつづく。
ベスト8の激突(決勝トーナメント第2回戦)が はじまる。
準々決勝第1戦は、優勝候補の両雄:オランダvsブラジル戦。
その主審に日本の西村雄一主審(相楽亨副審、鄭解相副審)が笛を執った。
ファウルプレーで倒した相手選手の太ももを故意にスパイクしたラフプレーを見逃さなかった西村主審。
「選手のために尽くす。試合を安全に、円滑にすすめるために」毅然として、すかさず一発退場のレッドカードを出して、ゲームを落ち着かせた。
ゲーム結果は、優勝候補筆頭のブラジルが1-2で敗退し、2大会連続してベスト4入りを逃す結果となったが、粛々として最高水準のゲームとなった。
審判員のW杯。
主審は すべての権限を有する。
写真は日本経済新聞より転載
2010年サッカーW杯 南アフリカ大会(2010 World Cup)。
今回のW杯の審判には30組の審判団があたる。
審判団(主審1人、副審2人の3人一組)は各大陸から選ばれる。
日本の西村雄一主審+相楽亨副審+韓国・鄭解相副審の西村審判団は、予選のグループマッチに3試合も担当した。
大会開幕日の6/11のウルグアイvsフランス戦、
6/21のスペインvsホンジュラス戦、
6/24のパラグアイvsニュージーランド戦で、
いずれも国際サッカー連盟FIFAと選手、観客から高い評価を得た。
試合終了後、敗れた代表チームのチームキャプテンから、
西村主審が 求められて がっちり握手をしていた。
もう一つの2010W杯。
ニッポンの審判団代表に 誇りと栄誉を贈りたい。
主審refereeは「協議規則を施行し(競技規則の範囲における)すべての権限を有する。」(Laws of Game サッカーの競技規則)
主審は、得点の判断、試合の結果の判断も ゆだねられる。
主審(および他の審判員)は 法的責任を問われない。
主審は「最高決定者である」。
2010年サッカーW杯 南アフリカ大会(2010 World Cup)。
これまでゴールの成立、手を使ったファウルなど物議をかもす審判の判定が、注目された。
200カ国・地域を超える世界各国に愛されるサッカーは、サッカー競技ルールに沿って、主審のリードで粛々とすすめられる。
主審の判定に対してフィールドピッチ外の監督が、はげしい言動で主審を罵倒することもサッカーではない。
27日のドイツvsイングランド戦でイングランドの同点追いつきのシュートに対するノーゴールの主審判定に対し、選手もベンチも荒れることなくプレーを続けた。
試合終了後、イングランドベンチの往年の名選手ベッカムが、クール&クワイエットと選手たち一人ひとりを 讃え出迎えた姿が印象深い。
サッカーを愛する人々は、エキサイティングであり、クールなのだ。
スポーツの最高峰にあるサッカーは、主審の強さ、毅然と信念を貫く強さと、主審の知識と体力と人間性への信頼に 支えられている。
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