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久しぶりに 桜通りを 通った。
とき まさに師走入り。
イチョウが 思い切り 色づいていた。
スリップしそうに黄色い路面。
一昔前には 毎日まいにち この並木を見下ろしながら、
ビジネスの最前線に 気張ってたよな。
いまは もうすこし 後ろに引いて、
パノラマ風に ビジネスの進む先を ナビゲートに全知を注ぐ。
10何年ぶりかで 訪れた。
名古屋大学 東山キャンパス。
樹が大きくなったなあ。
新しい顔をした建物が 増えたなあ。
こぎれいな、 ナウい学生の姿ばっかりだなあ。
こぎれいな、構内案内板が あちこちに目に付くなあ。
(それほどに わかりにくいのか・・)
場所がわかりにくいばかりか、なじみの無い呼び名の研究室。
総合案内所で 案内を受けてK教授の研究室にたどり着くまで、
なんと30分もかかってしまった。
変わらないもの・・豊田講堂。
芝生広場越しに 凛として 歳月を感じさせない。
シャレたコンビ二カフェでのコーヒーがおいしかったこと。
大きく育った木々の紅葉も また風情がでてきたなあ。
ご近所に クスノキの大木。
子どものころ 深い雑木林であった。
カブトムシ、クワガタなど昆虫とりの 秘密基地だった。
住宅地開発の波がやってきて、切り拓かれて駐車場に。
地主さんも さすがこの大木は 残してくれた。
ちかくの ケヤキの大木。
雑木林、竹やぶの一角に ひときわ目立ったケヤキ。
区画整理とやらで 根元いっぱいに道路がひらかれた。
10本ほどあったケヤキやヤブツバキなどは伐られたが、
この地の主 このケヤキは遺された。
地主さんは 御先祖様の形見だといい、天変地変の折にも、
このケヤキは 自分の家族だけでなく、ご近所様にも、道しるべ、いのちの拠りどころ になる樹と信じている。
わが意を得たり! という記事に出合った・・。
十六銀行の現頭取・堀江博海さんが、
「ナンバーワンの銀行を目指す」「預金残高・貸出金残高の多寡や 利益の多寡だけではない。職員の今が幸せな仕事と暮らしができるだけでなく、自分の息子・娘をここへ就職させたい、とねがうような銀行になっていこう」と、
職員に語り続けている・・という。(2011.12.1.中部経済新聞)
企業規模、事業規模の大小にかかわらず、とくに流通業・サービス業には、顧客満足度調査の質問項目に欠かせないたった一つの項目がある・・:
「あなたは、あなたが得た この商品(このサービス)(このこと)を、あなたの家族や 親しい友人にも勧めますか?」
何かの幸運から、市場で得た支配的な地位は 往々にして企業に経済的優位性をもたらす。
だが、そこから得られる力を、顧客の喜びのために使わない限り、そして ひいては 従業員のよろこびのために使わない限り、優位性や支配的な市場シェアは、長くは続かない。(長い期間にわたり 成長を持続することは できない。)
優位に立つ(優位に立とうとする)ところの経営陣・採用担当幹部に聞いてみるがよい・・・
「あなたは、自分の子どもや親戚の者たちに わが社へ就職を勧め、引き継がせたいですか?」
戦略コンサルティングのフレッド・ライクヘルドは「The Royalty Effect」「The Ultimate Question」でいう・・「・・あなたは 家族にも 奨めますか?!」と。
・・・ これぞ、
顧客ロイヤルティ、従業員ロイヤルティを知る、
「究極の質問」、究極のリトマス試験紙なのだ。
春は サクラ
夏は 蝉
秋は 紅葉
五条川の 四季。
春に 備える木々が かわいい。
鉄路の橋に 地下鉄の赤い筋入りの電車が 渡る。