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田んぼのあぜ道 スミレ。
田植えを前に あぜ道はきれいに草刈りがすすむ。
草刈りされたあと、すぐに伸びてきて、
あわてて花をつける。
田んぼはパイプ灌漑に変わり、殺虫剤の農薬を撒布される。
土は 工場でつくられる化成肥料が多く使われ、
水中昆虫などは全滅。
それもあてにする小魚は とっくに姿を消してしまった。
虫が居なければ魚も来ない。
ひばりも すずめも つばめもいなくなった田んぼ。
たにしも つぼも消えた。 しらさぎも来ない。
つくしと すみれだけは いまも細々と?繁茂する。
やまもみじの青葉。
もみじが好きだ。
理屈なし。とにかく モミジが好きだ。
庭木に植えるが、15年くらい経つと、
根元ぎわに 虫が入り込み、水揚げする導水管細胞を喰い散らされて枯れてしまう。
それでもめげずに モミジの苗をまた植えつけている。
五条川の上流、池野地区に「ひとつばたご」の自生地がある。
今は入鹿池の堰堤ができ、流路が変わったが、
かっては(1633年までは)五条川のほとり。
1923年(大正12年)に 国の天然記念物に指定されて大事にされてきた。
長崎県対馬のほか、木曾川中流域にしか自生していない稀少樹種。
隣りの田んぼの人の話では、
水が冷たいので早目に苗を植えつけたいが、
「なんじゃもんじゃ」(ひとつばたごの別名)を見に来る人が多く、しかも履物がまちのひとのものだもんで、花が終わるまではしようがないわなあ・・。
苗を育ててもいる。
2、30年前くらいから、庭木や街路樹にも耐えられるくらい元気な苗木、植木に育ってきた。
いまでは 地元の犬山市の街路樹や公園樹にも使ってもらっている。
一般家庭の庭木用にも頒けているけれど、
なかなかうまく育ててもらえない・・。
こつは、肥料をあまりやらないこと。 充分高木になるまで剪定しないこと。 乾燥させないこと、といって水をやりすぎると育ちが悪くなる・・。
田んぼをつぶして育苗している脇で、ことしも苗木販売を元気にやっておられた。
五条川流域ののシンボルの木! なんじゃもんじゃ がんばれ!!
畑仕事。
「野菜は足音の数だけ おいしくなる。」
ご近所で 先輩格の奥様から 聞かされた言葉。
いまは亡き、さらにとなりの畑の篤農家さんから、
先輩は 野菜つくりの手ほどきを受けておられた。
野菜つくりの第一歩は、雑草を取り除くこと。
毎日 野菜の顔をみて、野菜が何をしてほしいかを、
野菜から教えてもらうこと。
「百姓仕事、畑仕事に定休日は無い。」
勤め人のように、畑に出ない休みの日がほしい、と思うなら、野菜作りや、農業をやり通すことはできないから、はじめから止めときなさい、とまで言われたそうな。
何度も聞かされた言葉の、意味が 最近ようやくわかってきたよ、と。
「野菜は足音の数だけ おいしくなる。」
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