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この国は なにかがおかしい。
この国の人たちは 50年前すらも 忘れた、のか・・・??
たしかに日本人はこの半世紀、何かを求めて得た代わりに、
何かを失い続けている。
虫も小魚も鳥も寄り付かない、「稲作専用の田んぼ」ばかりの国。
その田んぼも、3割は「休耕田」減反政策で、稲作を許さない!
冬は田んぼに水を溜めず、乾田・砂漠にして、食糧を大量に輸入する国。
農林水産省・ほ場整備改良事業の補助金交付適格施工基準には、
「水田稲作文化・みず穂の国の水田(貯水池:冬季湛水 生態系による土壌改良)の通水・貯水・湛水を」「数千年の自然との共生を」断ち切って、「農業従事関係者からの票集めのため、冬の水を売って農家救済補助金の財源にする」。
だから、「灌漑はパイプラインで水をやる。稲を刈ったら乾田、砂漠化しなさい」とでも、書いてあるらしい。
この国は なにかがおかしい。
夏場に撒いた化成肥料・農薬が、冬場に砂漠では、水田の力で分解してもらえまい。
表土には化学物質(多くは石油精製ものか)が蓄積されて、土が死んでしまうのでは?
この国の人たちは 50年先すらも 見ていない、のか・・・??
この国は なにかがおかしい。
この国の人たちは 100年前すらも 忘れた、のか・・・??
たしかに日本人はこの半世紀、何かを求めて得た代わりに、
何かを失い続けている。
神社仏閣、名園名刹には 水と緑と土の文化を創り続けている。
石庭もあるが、枯山水、里山借景、水琴窟、獅子おどし、・・。
春夏秋冬、高温多湿、山川草木の“草木の文化”の国。
「天からの恵み、雨と風と太陽」の国が、芝生・草地でなくて、
なんで、学校の運動場が、砂・石ころの“運動場”なのか??!
文部省・学校設置基準(補助金交付適格施工基準)には、
「運動場はサバ土で覆うこと」としているのか??
芝生を張ったら、翌年度から維持費の補助金が出ないかもしれないから?
学校、公園の芝管理、芝の手入れの心意気つくりを、市民みんなに頼んだら、
首長、議員は次の選挙で落選するとでもいうのか。
情操教育、学ぶ力、生きる力の道場に、教育の現場をしようと言いながら、
転んで怪我したのは学校の責任と攻め寄るモンスターペアレンツが怖いと言いながら、
教室を冷暖房完備にする前に、少人数学級をする前に、
なぜ、天然芝生のグラウンドを創らないのか?
緑の天然芝のグランドで過ごす。
天然芝の手入れは 一年中、毎日、学童生徒みずからがする。
地域の住民が手入れのお手本を示しながら、芝を愛でる。
「こんにちは」「ありがとう」「おつかれさん」「さようなら」、
こどもは地域の宝もの。運動場こそ、老若男女交流の場。
この国は なにかがおかしい。
この国の人たちは 100年先すらも 見ていない、のか・・・??
Jリーグ・川淵三郎チェアマンの持論・信念・孫たちへ贈る言葉。
その孫娘が中学生になったある日、思いを打ち明けてくれた・。
「差別が無くて みんなが幸せに」なるように。
わたしも そのために考えて生きて行きたい・・と。
「こころ」と「こころざし」に芽生え、見つめる13歳。
あれこれ 考え 悩み 迷う ・・。
「自分は これでいいだろうか」
「やはり 自分はまっすぐ見て生きたい」
そこに、思いを真正面にぶつける「ひと」が身近に居た。
人生の先輩が、じっくり 全部を聞いてくれた。
「自分も、50歳のとき、新しい思いを創りなおした・・。
自分が生まれ、生きてこられたお返しに、
世のため、人のために、サッカーでお返ししたい。
みんなの「こころ」と「からだ」と「きずな」を強くしたい。
死ぬまで そのために生きて行きたい、と。
「孫娘よ、やっていきなさい」
「夢があるから、強くなれる!」
頑固者、独裁者と言われても、ゆるぎない「信念のおとこ」。
メタボ気味になった好々爺は、変わらぬ灼熱の鉄人であり続ける。
「日本中に いっぱい芝生のグラウンドを創ろう!!」
Jリーグ・川淵三郎チェアマン。
いつでも どこでも 吼えつづける。
Jリーグ(社団法人 日本プロサッカーリーグ)の会員資格要件のひとつ:
「ホームタウン内に、定められた基準のホームスタジアムを確保していること」
もちろん常緑の天然芝生のグラウンド。
「ジュニアユース(中学生)、ジュニア(小学生)クラスのチームも保有すること」
J2、J1で活躍できる選手を育てるために、常緑の天然芝のグラウンドでサッカーを鍛え、楽しむこととなる。
これはJリーグ加盟チーム(現在 36チーム)の必須要件とするが、
日本中のグラウンドが、天然芝生のグランドになっていって欲しい。
この国は 気候と土に恵まれている。
みんなが 夢を持てば かならずできる!!・・とチェアマンは吼える。
まず、「保育園」と まちかどの「どんぐり広場」からはじめよう。
マイホームを持って、土の上、芝生のお庭で遊ばせたい父母の願いに沿うではないか。
少子高齢化を嘆く前に、地域の宝物・子どもたちを まちかどへ誘おう。
「犬の糞の後始末は 飼い主のマナーです」の絶好の道場になるから。
つづいて小中学校の運動場は緑の天然芝グラウンドが当たり前に時代になる。
そうしたら「ふれあい運動会」が、小中学校・生徒児童の父母だけのボランテイアの日では無くなる。
小中学校グラウンドは 地域みんなのお祭り広場に、開放されたピカデリー広場に しやすいから。
入学定員割れに あわてふためく校長先生が、胸を張ってアピールできるではないか。
「わが校は、進学率・就職率の出口も良いが、人格形成・心豊かに育てます!」
「みどりの天然芝の校庭・グラウンドが 学園の基盤・グラウンドそのものです!」
Jリーグ・川淵三郎チェアマン 座右の銘。
1993年 Jリーグが始まる前、2、3年間、
川淵チェアマンは、読売新聞社主で渡辺恒雄東京読売ヴェルデイオーナーはじめ、財界のお歴々と持論を掲げて、猛然と闘っていた。
Jリーグに参加するためには、
① 各「チーム名」に スポンサー企業名は付けない、
② 各「チーム名」に 地名・地域名を必ず付ける、
③ 選手、審判員、指導員、ジェネラルマネージャーなど人材育成とスポーツ振興する組織をもつこと、
などJリーグ入会要件を提唱し、「Jリーグの理念」に沿わない意見にも、全く妥協をしないで貫いた。
51歳でチェアマンに就任し、Jリーグ会長をも勤め上げ、今や 古稀の好々爺の域にある。
ひきつづき燃える思い入れを ほとばしらせながら走りつづける。
『 斃れて のち 已む 』「倒れたら、ストップ イコール デッド(死ぬ)」で、この後も生きて行きたい、と。
柔和な顔立ちになっても なお眼光は熱い。
【写真】NHKテレビ 2009.7.3.放映 この人にトキメキっ!より。
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