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もう ひと昔前になるが、駆け足で海外拠点を訪ねて出張した。
フランクフルト、ロンドン、ニューヨーク、ロスアンジェルス。
時差ぼけを少しでも和らげるため、東へ東へと向かう。
それでもユーラシア大陸横断と、太平洋ひと飛びはきつかった。
ドバイとハワイとかで 休息がほしかったなあ・・。
21世紀は「アジアの世紀」。
五大陸からやってくる人びとは、時差ぼけの洗礼を受ける。
時差ぼけ馴らしには、東西に時差5~10時間ぐらい飛んでは、
ショートステイを 行程に入れると 身体が慣れていく。
ショートステイ観光にピカイチは、アジアなら“TOKYO”。
フジヤマ、はとバス、おいしい水。 治安の良さはダントツ。
なにより、青い海、緑の大地。 ほど好い気候と お日様。
アジアの玄関「TOKYO」。もてなしの国、「ニッポン」。
トランジットステイ、ショートステイも 大歓迎。
お気に召したら、今度は本格的に「ニッポン探訪」の旅へ。
格安海外パッケージツアーは ソウル(仁川)経由が強い。
ワールドカップ日韓共同開催が キッカケかな。
・・・悪友が茶化してつぶやいた。
ソウル(仁川)には格安ツアー観光客が いっぱいいる。
格安航空会社の乗り入れる国際路線が いっぱいある。
格安航空会社便の機内サービスも そう悪くないよ、とも。
なぜ、格安航空会社はソウル(仁川)に来て、
成田、羽田、関空、中部へ来ないか。
国際線で出入国するとき「施設利用料とやらで、
2000円とかを日本円で用意してください」とやられた。
この関所の駄賃って なあに?まさか袖の下ではないだろう。
そもそも、国際便のニッポンの着陸料が80万円、90万円。
こんなド高い関所料が 世界に通用するかいな。
乗客一人当たり ン千円以上。格安航空会社がくるはずがない。
空港会社の投資回収独立採算が 国益国策に合うのではなく、
できるだけ多くの人びと(そして物流貨物)がやってくること。
なるべく長く、楽しく滞在してもらうこと。
ひとりでも多くがニッポンを知り、ニッポンファンになること。
そのためならニッポン国民は負担もできように。
食の安全。損害保険の安心。終身雇用の安定。
その仕組み、制度、見えないリスク。
免責条項に記された事態になったとき、
たちまち崩れ、露呈する本性(サガ)。
安全、安心、安定の「信頼」が崩れ、
危険危惧、不安、不信が 心の澱(オリ)となる。
見えないものへの不安、不信。
どこかで連想したなぁ。
突然、暗闇に包まれたとき。
ことばが通じない異国の街角で 迷子になりかかったとき。
槍ヶ岳を目指す尾根下で雨雲(深いガスと風)を耐えたとき。
新政権 新国土交通大臣・・・
「成田と羽田は ハブ国際空港でも棲み分けできる」と。
メデイアのコメンテーター殿は、さっそく講釈する・・・
「TOKYOに 二つも要るか」
「棲み分けの具体性が見えない発言が、ことをあいまいにする」。
「そもそもハブ国際空港はどんなものか」「どういう形がニッポンの国策国益にふさわしいか」「アジアの玄関:ハブ国際空港に 利用者はなにを望んでいるか」「それに応えることに つながるか」。
それを検証するコメントをしてから、大臣ぶらさがり記者会見の放映画像を「解説・評論」してくれよ。
近所の”おひとりさん”が、ときどき欧・米へ行く。
聞けば、現地フリーの格安パッケージツアーで。
たいていは、ソウル(仁川)経由だとか。
中部や成田から直行ツアーより5万か10万円は安いという。
ソウルからは ほとんどの国・地域へ格安ツアーがある。
そのソウルへニッポンの国内地方空港からの直行便が20くらい。友だちとソウルからの便で落ち合うこともあるそうな。
通算飛行時間が半日ちかく余分にかかっても、到着地へ午前中に降り立ったほうが、長く居られて得した気分で楽しいとも。
だから、ハブ国際空港は24時間運用で。
なぜなら、利用便が何処の国から離着陸しても、
出発地の離陸時刻、到着地の着陸時刻が「その地の生活時間に都合がよいことが、利便・サービスの最優先要素である」から。
トランジットのTOKYOの時刻は 二の次でしかない。
観光立国 ニッポン!
来日観光客数は、 年間 1千数百万人で横ばいつづき。
前内閣では「2000万人を先ず目指そう」。
新政権発足後、成田第2滑走路の延伸工事が済んで、
長距離国際線の離発着に供用開始。
羽田空港の24時間国際空港化と第5滑走路新設を提唱。
たちまち、知事と国内ジャーナリストが喰い付いた。
滑走路1.5本の成田は「裏切られた!?」と大騒ぎ。
地べたの上の線引き、用地造成、財源引き当て政策論争・・。
国際空港規模・運用システム・アクセス利便・騒音景観・・。
それも「大事」だが、
数年先には経済力・国力が、2軍落ちするニッポンが、
「アジアの通用口」になり下がらないための国策を、
いまこそ、志し高く、ぶち上げよう時ぞ!
「24時間離発着可能なA級国際空港」なくして、
年間2000万人もおぼつか無い。
フランス、イギリスあたりでも 年間5~6000万人以上。
5000万人クラスになってこそ「観光立国ニッポン」。
「24時間離発着可能なA級国際空港」の3、4箇所の建設整備と、出入国管理、警備治安を含めた情報管理インフラ・・・。
半世紀前、 ニッポンは、
重工業化貿易立国で敗戦の苦渋と貧困から抜け出した。
これからの半世紀、「アジアの先頭車両」であるために、
「観光立国ニッポン」「アジアへのハブ空港」を目指そう!
(知事さんの競り合いよりも、やっぱり道州制かなぁ・・。)
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