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信州・長野の国は 千曲川、天竜川の流域に河川敷沿いに多い。
ハチミツの生産高。長野は上位にあるが、密源の多くはニセアカシアの花。
6月。 アカシアの花が咲く・・というと西田佐知子さんの歌。
「アカシアの雨がやむとき」は60年安保改訂世代、所得倍増計画・高度経済成長期の愛唱歌。
石原裕次郎のヒット曲「赤いハンカチ」北原白秋の「この道」にも。
札幌市、中国・大連市のアカシアの白い花は、街路樹木の象徴。
生育は早く、痩せ地でもよく育つ。北海道では薪炭材として拡がった。
硬く粘りがあるので加工はしにくいが、耐久性があるので線路枕木、木炭、船材、スキー板にも使われた。 材を輪切りにした姿は、エンジュに似る。
中央高速道・伊那路の山間の川筋、道端に白い房の花が盛り。
里では 藤花から杜若、花ショウブの紫が映る時。
”アカシア”(じつはニセアカシア)の花が密を溜めて咲き競う。
この時期、アカシアハチミツの密源の優等生として重宝される。
白い房状で、まこと白フジの如し。
北米原産のマメ科ハリエンジュ属、落葉高木。
その新芽を おひたしやゴマ和えで食べるとも聞いたが、
食する機会は いまだ無い。花のほかは毒があるともいうが。
(後方の中央:白山平山・海抜145㍍。東之宮古墳)
東之宮古墳。
白山平山海抜136㍍の頂上部。前方後方墳で最上部は海抜145㍍となる。
史跡 東之宮古墳。 東之宮神社が祀られ丸山地区のみなさんで護られている。
濃尾平野木曽川犬山扇状地の要にあって、古墳時代、飛鳥白鳳時代、奈良時代からたびたび古文書記述にも登場する王(豪族)が立つにふさわしい位置に在る。
(東之宮神社:白山平山。東之宮古墳。)
いまから1500年くらい前、邇波県の主の邇波氏を祀った古墳ともいわれる。副葬品の三角縁神獣鏡など多数が国の重要文化財。
全市博物館構想をすすめる割りには、整備がすすまず。 おかげで静かなおごそかな環境、雰囲気が素晴らしい。このままそっとしずかにしておきたい・・。
(東之宮古墳 前方後方墳)
お使いに出て ちょっと寄り道。
東之宮神社と東之宮古墳へ。
何回目かの この古墳の発掘調査が長らく進められていて、
その間 一般人は、入山禁止、立ち入り禁止。
発掘調査が一旦一段落したから入山できるらしいと聞いた。
この地に半世紀以上も住むが、きょう初めて訪れた。
旧く飛鳥時代に大きな勢力を構えていた人が祀られている。
何十年も公開されていなかったこともあり、参道はまるで登山道。
もともと濃尾平野を一望でき、木曽川を山頂からにらむ山。
白山と呼んでいるが、その頂全体を基盤にして、青塚古墳並みの大きな古墳が築かれている。
そこからの眺めはまさに王の墓にふさわしいたたずまいである。
(そこからの眺めはまさに王の墓にふさわしいたたずまいである)
五条川堤のサクラ並木は絶好の散歩道。
近づいた田植え時期を控えて、本格通水の助走時期。
川幅いっぱいの利水堰(鋼製転倒式ゲート)がせり上げられていた。
つい10~20年前までは、板羽目式堰であったもの。
一滴の水も漏らさない精巧な仕掛けには感心もするが、
なんとまあ人間は傲慢で利口なものよ、と辛くもある。
魚道はもとから考えてもいない。
精巧な接合部から、平水時には下流へ一滴も流さず、農業用水路へ全ての水を振り分けてしまう。
これでは魚や水生動物は、五条川では生きれるはずがない。
ヒトも生き物。水生動植物も生き物。草木山川、みな生き物。
あまり ヒトの賢さ、治水利水の完璧さばかりを追い続けると、
100~300年先の子どもたちが、しっぺ返しを受けなければいいがなあ。
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