No.26 グローバルな女性 |
国際協力機構JICAシニア・ボランテイア :日本語教師
長谷川 都 さん |
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「中国四川省成都へ
派遣在任中。」 |
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高校を卒業するまでは石川県金沢市で育った。 北九州の大学で過ごし、愛知県の教員試験を受け、尾張旭市の小学校で教員生活を過ごしていた。
そろそろ別の人生をと考え、青年海外協力隊JOCV(のちにJICAへ継承)に応募しようとしていた。
そんな頃 ご主人になる人と出会い、結婚した。
娘さん二人の育児と義母の世話をしながら、「マザーグース」と名付けた英語塾を経営していた。 子どもの教育にはいつも関心があり、好きな仕事だった。
娘たちも育ち、自分が50代になると、青年海外協力隊を目指していた頃の夢を実現したくなった。幸いご主人は自営自由業であり少しは協力も得られたし、娘たちの応援もあった。
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「日本語コース社会人クラスの学生たち」 |
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1998年国際協力機構JICA日系社会シニアボランテイア・日本語教師として、南米パラグアイに2年間出かけた。
その間に義母も亡くなるという悲しい出来事もあったが、異文化に受け容れられて無事任務を終えた。
「気楽に」「気長に」「気持ち良く」というのを、長年のボランティア・モットーとしている。どの国でも、「あせらず」「あわてず」「あきらめず」を唱えて暮らしているとか。
ご自分では気が付いておられないだろうが、かって教えていた英語塾の生徒も、異国のJICA日本語教室での生徒も、自分がこれまで出会った人たちを、今でもとても大切にされている。
こんなところに、人が信頼を寄せ、いつまでもつながりをもっていたいと思うのではないか。 わたしもその一人だ。
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グアテマラ派遣在任中。ハッピ姿で日本語弁論大会最優秀者と審査員と。 |
普段は静かな人だが、音も無く?苦も無げに、すごいことをやってのける人である。周りの者は気が付かず、振り返ると驚くことが、たびたびある。
語学教師だと思っていたのに、医療介護福祉のクリニックへ通って、リクリエーション・ワーカーのボランテイアの実習と勉強をし、ホームヘルパー資格を取っていたなど。 わたしは長い間見ているので気が付くことが多い。
魅力の尽きない女性でもある。 まだ60代に入ったばかり。
今秋 二人目の孫も生まれる予定で、うれしそうだ。
夢は「もう一度近いうちに JICAシニア・ボランテイアで 海外に出てみたい」という。
ご主人は「あと2年くらいは自分も元気に過ごせそうだ。 留守でも自分で守れるから行ってもいいよ」と応援してくれるとのこと。
海外派遣が終わったばかりなのに。 また、つぎのステップを考えて、日々にいそがしく、毎日が輝いておられる。
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グアテマラ派遣在任中。別名グアテマラ富士とも呼んだアグア火山。 |
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